日々のあれこれ

ストレスマグニチュードとは?マグニチュードの合計が示すものとは?

皆さんこんにちは
しろです。

 

 

新年度の4月に入りましたね❗

 

 

「新入生の皆さん」
「新社会人の皆さん」
そして、この時期を期に
「新しく何かをスタートした皆さん」

 

 

「おめでとうございます!」

 

 

「希望」「喜び」そして
「不安」「緊張」と様々だと思います。

 

 

さて、そんな変化の多い4月ですが
「ストレス」というものも
この時期、知らず知らずのうちに
溜まっていくとも言えるのです。

 

 

「5月病」と言われるものは
まさにこの時期の「ストレス」の
蓄積によって現れると言ってもいいでしょう。

 

 

そんな「ストレス」に関わる言葉に
「ストレスマグニチュード」
というものがあります。

 

 

直訳すれば「ストレスの大きさ」です。
意味的にはイメージし易いのではないでしょうか。

 

 

今回はこの
「ストレスマグニチュード」について
述べてみたいと思います。

 

 

ストレスマグニチュードとは

ストレスマグニチュードとは?マグニチュードが示すものとは何なのか1

 

 

初めに、この「ストレスマグニチュード」
の意味をザックリ示すと

 

 

ストレスマグニチュード
=人が受けるストレスの度合いを
数値(点数)化する事で
客観的判断を可能にした尺度

ということです。

 

 

私達は日常生活の中で
様々なストレスを経験しますが
それら各々に対して主観的判断抜きに
点数付けがなされていると言えます。

 

 

そして

この点数の合計点が「身体疾患」や「精神疾患」に
かかる可能性を表している

という事です。
これが結論となります。
以下で詳しく述べていきたいと思います。

 

 

ストレスマグニチュードを開発したのは
1967年のアメリカにおいて
トーマス・ホームズ(精神科医/心理学者/他)と
リチャード・ラ-エ(内科医)によるものです。

 

 

その内容とは
アメリカ人の日常で起きる出来事(ライフイベント)のうち43項目を取り上げ
それぞれに点数付けをし順位を付けています。

(調査方法、調査対象に関しては
割愛させて頂きます)

そして、この時「結婚」という項目を
「マグニチュード50」という基準とし
他の項目を相対的に0~100点の間で
点数付けしているのです。

 

 

つまり、あるストレスが10点ならば
「このストレスは何点位に感じる?」
という見方をしています。

 

 

下の表をご覧ください。
(文字が小さいので、拡大して御覧下さい)

 

 

 

ストレスマグニチュード.pdf

 

 

この表からわかる事は

・「配偶者との様々な形での別れ」という
ネガティブな内容が上位を占めている点

・喜ばしいとも言えるポジティブな内容まで
ストレスとして扱われている点

・両者に共通している点として「日常生活における変化」

が挙げられます。

 

 

マグニチュードの合計が示すものとは

 


これらライフイベントに対して
過去1年以内に経験した内容すべてを取り上げ
その合計点数を出した時
以下の様な報告がなされています。

 

 

マグニチュードの合計.pdf (1)

 

これはあくまでも
1967年のアメリカおいての結果なので
現代の日本人には合わない部分もあるでしょう。

 

 

しかし、本人がストレスを
感じていなくても
客観的に知ることが出来る
数値であることが重要と言えます。

 

 

何故なら、ストレスというものは
本人が自覚していなくても
蓄積されていく場合があるからです。

 

 

そんな時に「ストレスマグニチュード」の
知識があれば、「自分自身への注意」や
「他人への助言」が出来るからとも
言えるでしょう。

 

 

ところで、現代の日本人の実情に見合った
「ストレスをチェックするもの」は
あるのだろうか?
と言われれば、あります。

 

 

現代の日本人向けに作成された
神戸市精神保健福祉センター運営の
ストレスマウンテンというサイトがそれです。

 

 

今の自分の「客観的なストレス度」
興味のある方はご覧になってみて下さい。

 

 

【「ストレスマグニチュードとは?マグニチュードの合計が示すものとは?」まとめ】

 

 

ストレスというものは
人それぞれによって違います。
それを客観的判断の指標にしたものが
「ストレスマグニチュード」です。

 

 

また、ストレスという性質上
「ネガティブ」なイメージが
強い部分は否めません。

 

 

しかし、そこには
「ポジティブ」なライフイベントによる
ストレスもあるのです。

 

 

要は「日常生活における変化」が
限られた期間の中で
どれくらい多くあったかで
ストレスになると言えます。

 

 

たしかに、体調を崩した人の中には
「自分にとって良い事続き」であったのに
その忙しさや変化の多さ故に
「実は疲れていた」という人がいるのです。

 

 

「変化がない人生」はつまらないし
「変化が多すぎる人生」も理想的
とは言えませんね。

 

 

というわけで今回は
この辺で終わりにしたいと思います。

 

 

最後まで読んで下さり
有り難うございました。