住まい

吹き付け断熱の評判は?グラスウール比較での効果の違いは?

こんにちは、しろです。

 

 

現在、5月ですが
夏のように暑い日なんかは
思わず、「クーラーでもかけようか」
なんて思ったりします。

 

 

そんな「迫り来る夏」を
感じてしまうしまう「日」って
ありませんか?

 

 

今回は、仕事上
私自身も取り扱う事の多い
「家の中の暑さ・寒さ」に関係する
「断熱材」の話しとなります。

 

 

吹き付け断熱の評判


「家の断熱法」としては、現在

・「グラスウールによる断熱」
・「ウレタン吹き付けによる断熱」

の2種類が主流となっています。

※以降「ウレタン吹き付け」を
「ウレタン」とします。

そして、

新築で家を建てるなら
「ウレタン」による断熱を
お勧めします

 

 

なぜなら、「真夏の建築現場」において
「グラスウールで断熱している家」より
「ウレタンで断熱している家」の方が
明らかに涼しいからです。

※(もちん、クーラーはありません)

 

 

また、この「涼しさ」は
クーラーの「効きの早さ」や「設定温度」
にも影響する為、結果的には
「電気代の節約」にもつながるでしょう。

 

 

その意味で私個人は
「ウレタン」
お勧めです。

 

 

さて、沢山の家が建築中の分譲地等では
様々なハウスメーカーによる
「断熱工法」を見れますが、やはり、主流は
「グラスウール」か「ウレタン」となっています。

 

 

グラスウールとウレタンてどんなもの?

・グラスウール

ガラス繊維で作られた
綿のようなもので
防湿フィルムで覆われている

・ウレタン

機械を使って吹き付けると
「ヘアムース」のように泡状になり
やがて固まると、「発泡スチロール」
のようになる。


「吹き付け断熱」と言えば
一般的には、この「ウレタン」
と考えてよいでしょう。

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私は仕事柄、新築の分譲地等に
居る事が多いのですが
よ~く分かるんです
「グラスウール」と「ウレタン」での違いが。

 

 

というのも、分譲地等で
色々な現場(施工中の家)に
入る機会がある為、「現場内の暑さの違い」
身をもって、感じ取れるからです。

 

 

つまり、建築現場で働く立場ならではの
「使う断熱材による室内温度差の比較」
というものが出来る為
、分かるんです
「ウレタンは涼しい」と。

 

 

普通、自分の家が他人の家と比べて
「夏、涼しいか」、「冬、暖かいか」
なんて、比べる機会が無いので
「違い」なんて、わかりませんよね。

 

 

しかし、私も含め、現場(屋内)で働く
職人さん達の多くは「その違い」がわかり
「ウレタンの現場はやっぱ、涼しいよね」
というのが評判となっています。

 

 

私個人としては、「涼しい」と言うより
「グラスウールの現場よりは暑くはない
という表現の方がどちらかというと
「正確かな~」という感じですが。

 

 

いずれにしても、「何気なく入った現場」で
何となくでも、「暑くはない」と感じるのは
やはり、「ウレタン」ならではの
「断熱効果」と言えるのではないでしょうか?

 

 

ちなみに、冬は厚着だし、体も動かす為
「グラスウール」と「ウレタン」とでの
「現場内の暖かさの違い」
正直、よく分かりません。

 

 

しかし、この後の内容で
「夏」「冬」ともに「同様な断熱効果」が
はたらいている事が
予想できると思います。

ウレタンとグラスウール効果の違いを比較

ハウスメーカーでは
「メーカーオリジナルの断熱材」等を用いて
「家の断熱」というものに
取り組んでいる会社があります。

 

 

こういったハウスメーカーの建てる家は
やはり、「断熱」の効果がよく
「夏は涼しく」、「冬は暖かい」というのが
明らかです。

 

 

もちろん
「エアコン等の使用」が前提ですし
「家そのものの坪単価」が高めである
のも
事実ではありますが。

 

 

ここでは「専門メーカーの断熱材」等を採用し
自社物件にて施工している」という
ごくごく、一般的なモデル
話を進めて行きたいと思います。

 

 

~2つを比較~

・グラスウール
・ウレタン

この2つ
熱抵抗値という「数値」で
比べてみると、同等なものもあります。

 

 

「同じ条件」にも関わらず
なぜ、「室内での温度差」が
生じてしまうのでしょうか。

 

 

これには、「施工の精度」
影響しています。

 

 

〈グラスウールの場合〉

グラスウールは外に面する壁や
天井裏(屋根裏部分にあたる)の中へ入れていきますが
入れる箇所の幅や障害物がある場合
それに合わせての加工が必要です。

 

 

この場合、大工さんによっての
「手加工」となる為
どうしても、「隙間」というものが
生じてしまいます。

 

 

断熱材
中には、いい加減な「施工」
する大工さんもいますが
かなり、きちんとした「施工」でも
やはり、「隙間」は生じるのです。

断熱材2
 

また、現在は第三者機関による
「断熱検査」というものも行われていますが
その検査員でさえ、「多少の隙間」を
見過ごす事もあります。

 

 

〈ウレタンの場合〉

これに対して、ウレタンの場合は
吹き付けたものが「泡状」にふくらみ
広がっていく為、かなり狭い隙間にも
「しっかりと行き届く」と言えるのです。

(屋根の裏に吹き付けられたウレタン)

また、グラスウールが、「入れる場所」や
「落ちない為の支え」等を必要とするのに対し
ウレタンは「自ら接着する」ので
かなり広範囲な箇所に対応できます。

 

 

このように、断熱材の「効果」というものは
「断熱材の性能そのもの」によるだけではありません。

 

 

大事なのは

・施工上「細部までどれだけ行き届くか」
施工しづらい箇所にどれだけ対応出来るか

にあると言えます。

 

 

【「 吹き付け断熱の評判は?グラスウール比較での効果の違いは? 」まとめ】

いかがでしたか?


ウレタンはグラスウールに比べ
価格的には2~3倍が相場です。

 

 

しかし、「一生に一度」とも言える
「マイホームの購入」においては
長い目で見れば「たかが2~3倍」。

 

 

「電気代の節約」も考慮すると
あまり、気にしなくても
良いかもしれませんね。

 

 

夏のように暑い5月に
「クーラーでもかけようか」
と考えもしなければ、それは
ウレタンのお陰かも!?

 

 

というわけで、今回は
この辺で終わりたいと思います。

 

 

最後まで読んでくださり
有り難うございました。