日々のあれこれ

急性と持続性 のストレスに関係する コンフォートゾーンとは 何か

皆さんこんにちは
しろです。

 

 

5月も終盤を迎え、全国的に
梅雨入りに向かってまっしぐらな
今日この頃ですが、気持ちだけは
「すっきり」といきたいですね。

 

 

新入生、新入社員の方々は
これから本格的な場面に入って行くと思いますが
そんな中、憂鬱な人とやる気に満ちた人とが
いるのではないでしょうか?

 

 

いずれにしても
それは「日常生活における変化」というものが
もたらした結果と言えます。

 

 

前回の記事ではストレスに関する
「ストレスマグニチュード」について
述べさせて頂きましたが
今回はその続編です。

 

 

よろしければ参考にされてみて下さい。
ストレスマグニチュードとは?マグニチュードの合計が示すものとは?

急性と持続性のストレスとは

急性と持続性 のストレスに関係する コンフォートゾーンとは 何か1
「ストレスマグニチュード」についての記事では
「日常生活における変化」がストレスになり
「その変化の内容」には「ポジティブ」なものまで
含まれているという意外性をお伝えしました。

 

 

しかし、私たちの日常生活では
「以前からあり続けるストレス」
当然あるはずです。

 

 

初めに結論を言うと

「ストレス」には「急性」と「持続性」があり
2つの合計が「自分自身にとってのストレス」である

そして

「急性」と「持続性」のストレスは
「コンフォートゾーン」という視点から
捉えられる側面がある

という事です。

「コンフォートゾーン」については
こちらを参照されてみて下さい。
コンフォートゾーンとは何か?楽な状態が「苦」で苦な状態が「楽」?

 

 

では、その内容を述べていきたいと思います。

 

 

下の表を御覧下さい。
急性と持続性表

 

 

アメリカ精神医学会は「ストレス」を
その性質上、2つに分類しており
「急性」「持続性」があります。

 

 

「急性」は「突発的に起きる出来事」あるいは
「稀に起きる出来事」に起因するものであり
その意味では「日常生活における変化」と言えるでしょう。

 

 

これに対して「持続性」
文字通り「毎日のように続いている出来事、状況」が
その原因であり「今迄通りな状態」とも言えるのです。

 

 

そう捉えると、「ストレスマグニチュード」
で扱われていた内容(ライフイベント)は
このうちの「急性」にあたると言えます。

 

 

そして、「自分自身にとってのストレス」
この「2つの合計」によってつくられていると言えるでしょう。
(表の内容のみに限らず、御自身の
場合に当てはめて考えてみて下さい)

 

 

ところが、ここで注意したい事は
「一つ一つのストレス」を単に足し算するだけでは
本当の意味での「自分自身にとってのストレス」
とは言えないと思います。

 

 

なぜなら、「ストレスの感じ方」というのは
人それぞれで、「出来事」に対する捉え方も違いますし
同じ人が同じ体験をしても
「時と場合」によっては
その感じ方が変わるからです。

また、複数のストレスやたとえ1つでも
大きなストレスを抱えている場合があります。

 

 

そこへ更にストレスが加わわった時
たとえ、それが「些細なストレス」であっても
まるで「最後の藁」のように「影響力大」

な場合があると言えるでしょう。

 

 

その時「最後の藁」にあたる出来事は
本人にとっては「大きなストレス」に
感じる場合もあるはずです。

 

 

ストレスは「感じるもの」なので
ストレスマグニチュードという指標を用いて表すならば
それは主観的ではありますが(本来は客観的判断の指標の為)
大きな数値であると私個人は思います。

の例)
雨の中でも、なんなくジョギングが出来る人
温厚な人が今日は少しの事でいらついた
仕事で怒られ、友達に文句を言われ、家で不満を言われた


他人からすると「たかが」であっても
本人からすると「されど」であるという
「逆転現象」があり得るからです。
皆さんにも経験あるのではないでしょうか。

 

 

これは「ストレス耐性」というものとの関係もありますが
いずれにせよ、起きた出来事に対しその時の自分が
「どう捉え、どう感じるか」
注意すべき要素と言えます。

 

 

※「ストレス耐性」については
今回は割愛させて頂きます。

急性と持続性のストレスに関係する
コンフォートゾーンとは

急性と持続性 のストレスに関係する コンフォートゾーンとは 何か2
「コンフォートゾーン」とは
「自己成長」におけるテーマで
扱われる事の多い言葉と言えます。

 

 

そして「コンフォートゾーン」についての
見逃せない内容として
「苦な状態」つまり
「ストレス」もあるのです。

 

 

そして、「コンフォートゾーン」と
「急性」「持続性」のストレスを
併せて考えた時ある1つの答えが出てきました。

 

 

それは

・「急性」のストレスは
「コンフォートゾーン外」
・「持続性」のストレスは

「コンフォートゾーン内」

という「自己成長」の「視点」からの
考察可能な点です。

 

 

分かり易く説明する為、表内の
持続性のストレスのうち
「仕事の不満」を取り上げます。

 

 

「自己成長」の為には
「不満」を「改善」したり「解決」する方向に
向かいます。
(「改善」「解決」を「改善等」の1語でまとめます)

 

 

そして、それに向かって「1歩」踏み出し
進みはじめたとしましょう。

この時起きている事は
「仕事の不満」という「持続性のストレス」から
「改善等の為の行動や思考の変化」という
「急性のストレス」へと移行したことを意味します。

 

 

それは「今迄通りの状態」から出た事を意味し
同時に、「日常生活における変化」というものを
体験したとも言え、「表裏一体」な関係です。

 

 

具体的には「仕事に不満な人」が「転職」したり
「スキルアップ」し給料を上げてもらったり
「職場における改善等」を申し出たり等々
その形態は様々と言えます。

 

 

いずれにせよ、そこでは今迄にない「勇気」「努力」等の
必要性が伴い「ストレス」ではありますが
一時的、期間限定的な面が強く
「発展性のある良いストレス」
とも言えるでしょう。

 

 

これに対して、「改善等」に伴う「ストレス」を
嫌がったり、面倒に思い
「それだったら、今のままでいいや」と思う人の場合
「仕事の不満」はそれ以降も続く事となります。

 

 

しかし、それがその人にとって、その時点での
「コンフォートゾーン内」という事であり
つまり、「楽な状態」なのです。

どちらを選んでも、「ストレス」は生じますが
これこそが「急性」と「持続性」のストレスに
「コンフォートゾーン」という要素を交えた場合の
3つの関係性と言えるのです。

 

 

ところで、表内には「重大な病気」(持続性)や
「配偶者の死」(急性)という項目もありましたが
「コンフォートゾーンとの関係性」という視点でみると
これらはどう扱えば良いのでしょうか。

 

 

病気で居続けたい人はいませんし
人の死は本人も周りの人達にも
コントロールのしようがありません。
(医療技術等による延命措置はありますが)

 

 

しかし、そういった方々においても
精神面において「改善等」が可能であり
結果、「ストレス」の軽減へと
つながる事があります。

 

 

それは「病気である自分との向き合い方」
そして、そこから生まれる
「前向きな人生」という事です。

 

 

重大な病気にかかったばかりの時は
誰もが「戸惑い」や「落ち込み」等を
経験するでしょう。

 

 

そして、それが続けば「持続性のストレス」であり
「コンフォートゾーン内」にいると言えます。

 

 

しかし、「前向きに病気と闘おう!」「この状況下でも
より良い人生を創っていこう!」等となれば
それは「思考」が変化したことを意味し
「コンフォートゾーン外」に出たと言えるでしょう。

また、「配偶者の死」を含む「急性のストレス」
に関してはどうでしょうか。

 

 

「急性のストレス」は「日常生活における変化」であり
それは「今迄通りではない」と言い変えられます。

 

 

つまり、立ち位置
「コンフォートゾーン外」なわけです。

コンフォートゾーンから「出される」とは

ところで、「コンフォートゾーン」という状態は
能動的「出る」ばかりではなく受動的
「他者からの働きかけ」あるいは「事の成り行き」等によって
「出される」という場合もあるのです。

 

 

例えば、小学生の「課外授業」等は「教室での授業」という
「今迄通りの状態を出ての新たな発見や体験」を
その目的としていると思います。

 

 

そして、それは生徒達自らで決めた事ではなく
先生や学校が決めた事であり
「楽しい授業」ですし「無理やり」でもありませんが
「今迄通りの状態」からは「出された」わけです。

 

 

この例からうかがえる事は
「急性」のストレスは受動的な意味で
「出されてしまったコンフォートゾーン外」
居るという事です。

 

 

※「結婚」という出来事に関しては
「それを期に生じはじめたストレス」と考えれば
分かりやすいと思います。

【「急性と持続性 のストレスに関係する コンフォートゾーンとは 何か」まとめ】
急性と持続性 のストレスに関係する コンフォートゾーンとは 何か3
さて、長々と述べさせて頂きましたが
皆さんはどんな感想をお持ちですか。

 

 

分かりづらい点もあったと思いますが
最後に簡単にまとめたいと思います。

 

 

・「ストレス」には「急性」と「持続性」の
2つがあり、私達が普段感じる「ストレス」は
この2つの合計である。

 

 

・また、「ストレス」の感じ方は
事実に対する「捉え方」によって変わり得るものであり
同じ人が同じ体験をした場合においても
変わり得ると言える。

 

 

・そして、「急性」と「持続性」のストレスは
「コンフォートゾーン」という視点からも
捉える事が出来き、「コンフォートゾーン」の
「内か外か」、「能動的か受動的によるものか」がある。

 

 

というわけで
今回はこの辺で終わりたいと思います。
最後まで読んでくださり
有り難うございました。