最近スーパーの米売り場に米があまりないと思いませんか?
しかも、割高。
南海トラフへの注意がなされているので、「もしかして買い貯め?」とも。
今回は2024年の8月現在、なぜ米不足なのか?
いつまで続くのか?
について調査してみました。
また、あわせて、政府の対応や備蓄米についても触れています。
それでは、どうぞ!
米不足はなぜ起きたのか
2024年の日本における米不足は、いくつかの原因が重なり合って発生しました。
主な原因の一つは、2023年の異常な猛暑です。
特に高温障害によって米の品質が低下し、収穫量が大幅に減少しました。
これは、米の生産量が想定よりも下回る結果となり、在庫の減少につながったという事になります。
「高温障害による米品質の低下」
初めて知った方も多いのでは?
私自身も米不足の原因と言えば
・雨不足(水不足)
・台風被害
位しか考えた事ありませんでしたので。
さらに、コロナからの回復によって飲食業界の需要が急増したことも、米の供給に影響を与えました。
これにより、家庭用や業務用の米の需要が急激に増加し、民間の米在庫が過去5年間で最低水準にまで落ち込んでしまったのです。
また、異常気象の影響により、米の輸出入バランスも崩れ、国内の供給が一層ひっ迫したようです。
特に、台風や豪雨などの自然災害が、米の収穫時期に悪影響を与えたケースも多く報告されています。
米不足はいつまで続くのか?
米不足の状況は、2024年の新米が市場に出回るまで続くと予測されています。
通常、新米の収穫が始まる秋頃には、供給が一時的に安定し、価格も少しずつ落ち着くことが期待されます。
しかし、気象条件によっては、新米の品質や収穫量が再び下振れする可能性があり、長期的な価格安定はまだ不透明な状況です。
また、今後の対策としては、猛暑に強い新品種の開発や、農業技術の向上が重要な鍵となります。
これにより、異常気象への対応力が強化され、将来的な米不足のリスクを軽減することが期待されています。
政府の対応や備蓄米はどうなっているのか?
政府は米不足への対応として、備蓄米の供給を強化しています。
しかし、2024年の備蓄米の入札では、落札率がわずか3%と過去5年間で最低水準に留まりました。
これは、供給不足により、農家や業者が備蓄米の提供を控えているためとのことです。
また、政府は米の価格安定を図るため、品種改良や農業技術の改善に注力しています。
これにより、異常気象や需要急増に対する柔軟な対応が可能となり、将来的な米不足に対処する力を強化しています。
さらに、消費者への情報提供も進められており、地域の農産物直売所やオンラインでの情報発信を通じて、米の品質や栽培方法に対する理解を深める取り組みが行われています。
まとめ
2024年の米不足は、異常気象や需要の急増が主な原因であり、供給がひっ迫する中で価格も上昇しています。
今後の見通しとしては、新米の収穫によって一時的に供給が安定する可能性はありますが、長期的な安定にはまだ不確定な要素が多く残されています。
政府は備蓄米の供給強化や農業技術の改善を進めていますが、引き続き消費者の協力と理解が求められています。