時事

「成人年齢引き下げで整形に親権者の同意は必要?美容外科医院の対策は?」

こんにちは、しろです。

 

 

皆さんは「自分のやりたい事」
出来ていますか?

 

 

やりたい事と言っても
その内容は様々で、例えば

・料理教室に通いたい
・レストランでビールを飲みたい
・ブランド品のバッグを買いたい 等々

 

 

このうち「レストランでビールを飲みたい」の場合
「未成年者は駄目」という
「法による、年齢制限」があります。

 

 

今回はそんな【年齢と法律】の話しです。

 

 

成人年齢引き下げで整形に親権者の同意は必要?


2022年4月1日から
【成人年齢が引き下げられる】
事を
皆さんご存知でしょうか?

 

 

具体的には
今まで【満20歳で成人】だったのが
【満18歳で成人】になるという事です。

 

 

これによって「20歳」にならなければ
出来なかった事が18歳で出来るようになる

という事になります。
(飲酒、喫煙、その他除外項目もありますが)

 

 

初めに結論を申し上げると
【整形】に関しては

 

 

大部分の美容外科医院は【成人年齢引き下げ後】も【20歳未満の方】の「施術」において【親権者の同意・同伴等の必要】を継続する事になりそうです。

※本記事では「美容外科手術」を
「整形」又は「整形手術」
という用語を用いて表現します。

 

 

これは、「成人年齢引き下げ」後も
「整形」に関しては
「成人か未成年者か?」という基準ではなく
「20歳以上か未満か?」を基準にしていると言えます。

 

 

「整形手術」は2022年1月現在
大部分の美容外科医院において
「20歳未満の方」が施術を希望される場合
「親権者の同意・同伴等」が必要です。

 

 

「大部分」と表現したのには理由があって
「18歳以上」であれば、「親権者の同意・同伴等」が「不要」
という美容外科医院があるため
ですが
これについては、後ほど述べます。

 

 

ここで「親権者」についてですが
例えば、あなたの娘さんが「未成年」であるならば
「親」のあなたが「親権者」です。

 

※以降「親権者」を単に「親」という用語でも扱います

 

 

「保証人」とは違う為、娘さんが
「私のお兄ちゃんは成人だから、親の代わりに
同意人や同伴者になってもらおうかなー」
と思っても
それは出来ません。

 

 

要は未成年者が「整形」の施術を希望する場合
「大事な事だから、慎重に!」
「支払うお金の事もあるから親とも相談して!」
という「法的庇護」(弱者を守ること)があるわけです。

 

 

それが「親権者」という「法定代理人」による
「同意・同伴」等を必要とする理由
となります。

 

 

それ故に、「親の同意・同伴等」が無ければ
その前段階にある「美容医療契約」さえ
結べない為、「整形手術」には至りません。

 

 

ところで、
「未成年者」が「整形手術」を「施術」してもらう事
「医師」が「未成年者」に「施術」する事は
「法律違反」というわけではないのです。

 

 

大事な事は、未成年者本人の
「やっぱり、やめておけば良かった」という「後悔」が1つ。

 

 

もう一方で、「やっぱり、やーめた」となった場合の美容外科医院側の「負担」
その双方にあると言えます。

 

 

いずれにしても、そこでは
「社会的経験に乏しい未成年者側」に有利に働くよう
「法律の介入」というものがあるのです。

 

 

「法律の介入」とは具体的には
「未成年者取消権」を指しており
これによって「双方の慎重さ」
生まれると言えるでしょう。

 

 

実際の場面においては
「親と相談して、OKをもらったので、整形して下さい!」
「同意書もあるし、同伴もしてもらえます」
となれば、美容外科医院側は「OK」を出します。

「未成年者」でも親の同意・同伴等が不要?

ところで、「渡韓整形」という言葉を
聞いた事があるでしょうか?

 

 

「渡韓整形」とは「整形手術」を
国内ではなく、「国外である韓国」において
「施術」してもらう事
を意味します。

 

 

整形手術の国民全体に占める「割合」は
韓国が世界1位で、それが
「整形大国韓国」と言われる理由です。

 

 

そして、韓国では
「大学等に合格した自分の娘」に
親が「整形手術をプレゼントする」というくらい
「整形」が一般化しています。

 

 

そんな韓国における「成人年齢」は19歳

 

 

そして、日本人が韓国で「施術」する場合
「韓国の成人年齢」が日本人にも適用される為
「20歳未満」でも「親の同意・同伴等」が
不要なのです。

 

 

「整形手術」といえば、
「親に内緒で」「周囲に知られたくない」
「ばれないように、少し印象を変えるだけ」
等の「当人にとってのネック」があると思います。

 

 

そんな中
旅行等で一定期間、韓国に滞在すれば
それらを多少、解消できるし、「術後の腫れ」等も
気にしないで過ごせるようです。

 

 

また、「施術費用」が日本と比べて
「安価」であるということもあり
それが「渡韓整形」を選択する要因とも言えます。

 

 

話しは国内に戻りますが
大塚美容形成外科(敬称略)では現在進行形で
18歳以上の方(高校生も含む)の「施術」において
「親の同意・同伴等」は不要です。

 

 

この内容は私が実際に
電話とメールにて確認したものになりますが
語弊を避ける為、更に細かく述べていきます。

 

 

原則的には未成年者は「親の同意・同伴等」が
「必要」だそうですが、
「施術希望の未成年者本人を尊重」しての
「意向」だそうです。

 

 

勿論、「施術内容」によっては
「親の同意・同伴等」を必用とする
場合もある
と伺いました。

 

 

以上のように、国外、国内共に
「整形手術」においては
「未成年者」が「親の同意・同伴等」を必要としなくても
「施術」が可能な場合もあり得る
という事です。

 

 

つまり、「整形希望の未成年者」からすれば
この「状況」はある意味「突破口」とも言え
逆に「親御さん」からすれば
「心配の種」となり得ます。

 

 

まさに、「表裏」の関係と言えるでしょう。

 

 

美容外科医院の対策


ところで、各美容外科医院では
「成人年齢引き下げ」に伴って
【18歳以上20歳未満の施術希望者】に対して
どんな【対策】をするのでしょうか。

 

 

「わりと皆さんが存じている?」と思われる
美容外科医院に対して、
「メールと電話による質問」という形式で
直接伺ってみました。

 

 

そして、「その結果は?」というと
大部分の「美容外科医院の回答」は
「それについての話しは未だ無い」
あるいは、「取り上げられていない」

 

 

つまり、「現状維持」という事なので
18歳以上20歳未満の方の「施術」には
「親の同意・同伴等」必要性が続行
される
という事になります。

 

 

調査した美容外科医院の「意向」は
表の通りです。

美容外科医院の対策 (1)

日本美容医療協会の意見

日本美容医療協会(JAAM)とは
内閣府認定の美容分野の公益社団法人であり
我々一般人と専門医とを結ぶ
「架け橋」的存在であります。

 

 

こちらの協会にも
「上記と同様な質問」をした結果
以下の様な回答を頂きました。

お問い合わせの件につきましては現在専門家を交えて協議中です。
正式見解は3月ごろにホームページ上で公開する予定です。

 

 

また、協会側の意向は
各美容外科医院に対して「強制力や
影響力があるのか?」
とも
質問してみました。

 

 

その答えは
あくまで、1団体の「意向」であり
判断は各美容外科医院に委ねられる
的な内容でした。

【「成人年齢引き下げで整形に親権者の同意は必要?美容外科医院の対策は?」まとめ】


いかがでしたか?

 

 

18~20歳という年齢は
「同じ」との見方もある中
やはり、「2年という人生経験の差」は
「微妙な点」もあります。

 

 

そういった「微妙な点」が
各美容外科医院等の「意向」として
表れているのではないでしょうか?

 

 

明治という時代から続いた
「20歳で成人」という扱いが
「18歳で成人」となる2022年の4月1日。

 

 

これは「時代」が求めるものであり
また、「時代」に即したものであると
言えるのではないでしょうか。

 

 

変化に「不安」は伴いますが
もう一方の「可能性」というものを信じて
親子関係がより「密接」になるといいですね。

 

 

というわけで、今回は
この辺で終わりたいと思います。

 

 

最後まで読んで下さり
有り難うございました。